たかてつの成長日記

ごく普通の理系大学生がただひたすら自分の好きなことを書き留めるだけのブログです。教育系Youtuberを目指しています。大学では次世代バッテリーの1つであるカリウムイオン電池の研究開発をしています。

ホームレスの小谷から学ぶ働くことの本質

突然ですが、ホームレスの小谷って皆さんご存知ですか?

 

誰だよって思うかもしれませんが、

名前の通りホームレスで生活している小谷さんっていう方です。(本職は芸人)

 

この方の生き方にかなり学ぶべきところがあると感じたので、

今日は皆さんにご紹介します。

 

 

「常識外れの発想」

 

小谷さんの何がそんなに凄いのかっていうと、

この方は自分を「一日50円で貸出」するのだそうです。

たった50円です(笑)

50円じゃおにぎり一個すら買えないですね。

 

ではなぜたったそれだけの収入で生活ができるのか、

そのカラクリを全て教えます。

 

「お金がないのにお金に困らない秘密」

 

先ほども述べたように、

小谷さんは自分を一日50円で貸出します。

文字通り“貸出”です。

50円さえ払ってくれれば、

その人のところへ行ってなんでも雑用をこなすらしいのです。

 

例えば極端な話、50円で草むしりをしてくれとお願いされると、朝から晩までひたすら草むしりをするのだそう。

 

どう考えても割に合わないですよね。

ですがここにポイントがあるのです。

 

自分が当事者になったつもりで考えてみてください。

朝から晩までたった50円で草むしりをしてもらったら、

さすがに「ご飯くらい出さなきゃ」って気持ちになりますよね。

 

そう、小谷さんは「タダ飯」で数年間も生活し続けてきた人なのです(笑)

 

これだけ聞くとそれはあかんやろって思うかもしれません。

いい年してホームレスでしかもタダ飯で生活している人に

学ぶことなんかないって思う方もいるでしょう。

 

ですが、一度冷静に考えてみて下さい。

 

50円で草むしりをしてもらった人は良心でご飯を出しているわけですね。何ならたった50円で草むしりをしてもらってありがとうと感謝するわけです。

 

ここがポイントです。

 

もし小谷さんが1万円で草むしりをしますと謳っていたら、おそらく皆がみんなご飯を出してくれるとは限らないでしょう。むしろ、仕事なんだから当たり前ときつく当たる人もいるかもしれません。

 

要は、50円だからこそ生まれる絆がそこにはあるのです。

たった50円でも全力で働くことで、感謝され、

食事を提供してあげたいという感情が生まれる。

 

この人間の心理に小谷さんは気づいていたのです。

 

それだけではありません。

食事を共にすることによって互いに信頼関係が生まれます。

 

ほんとかよと思うかもしれませんが、本当です。

 

実際、小谷さんがクラウドファンディングで出資を募ると、

50円貸出で作り上げた人脈を活かし、

たった3週間で220万円も集めることに成功したのです。

普通のサラリーマンの月収を遥かに超える額をホームレスでも集めることができるんだということを自ら証明して見せました。

 

この一連の話を通して一番言いたいことはこれです。

 

「信用はお金に変わる」

 

私たちの頭の中には、汗水たらして働くことによって

初めてお金がもらえるという固定観念があります。

 

言い換えると、

汗水たらさずにお金を受け取るなんてずるいことだ

という潜在的意識があるといってもいいかもしれません。

 

ですが、自分は必ずしもいわゆる労働でしか

お金をもらってはいけないかというと

そうではないと思います。

 

相手が求めることと自分が与えられるものが

ピッタリはまりさえすればなんでもいいんです。

それが情報だろうがノウハウだろうが

デザインだろうがゲームだろうが

なんだって仕事になります。

 

むしろ自分の時間と引き換えに対価を受け取る、

いわゆる時給、年収制度の方がよくよく考えると

タチが悪いことに気づきます。

 

だってそうですよね。

時給、年収制度の中で生きている限り、

自分の努力は正当に評価されません。

こんなに頑張ってる自分も、

手を抜いてるあの同僚も同じ給料しかもらえません。

 

自分はここにとてつもない違和感を感じるのです。

 

むしろ小谷さんが行っていることの方が

本質的に考えれば正しいのではないかと。

 

努力をした分その対価として

努力に見合ったお金を受け取るし、

努力をした分信頼を得られて、

それによって給料が上がる。

非常に理に適っています。

 

ただ上司に言われたことを闇雲にやっていては、

自分の体力が削られるだけで

得られるものは限りなく少ないでしょう。

 

自分と相手双方にとって嬉しいこと、

かつ生産性の高いことをすることによって

初めて人はその仕事にやりがいを感じることができる

と自分は考えています。

 

小谷さんの生き方に関してどう感じるかは賛否両論あるかと思いますが、自分と全く違う生き方をしている人に関心を持って、学べるところは素直に学ぶ。間違ってると思うならそうならないよう心がける。

 

これを徹底するだけでも成長スピードが劇的に上がると自分は信じています。今までもそうでしたし、これからもそうするでしょう。

 

是非皆さんも一見変わった人、自分とは異なる思考をもつ人に出会った時、否定から入らずに興味を向けることから初めてみて欲しいと思います。