通知表の話

当時予備校の先生に言われて今でも心に残っている一言があります。言葉の詳細までは覚えていないですが、内容はこんな感じです。

予備校の先生
「小学校、中学校で通知表をもらったとき、君たちは真っ先に評定を気にしただろう。例えば5だったら喜んで、1や2だったらがっかりしたと思う。でも、大人になったらそんなことはどうでもいいんだ。通知表の右ページに”個性の欄”があったのを覚えているかい？リーダーシップだとか協調性だとか書かれていて、当てはまる部分に○がついてるあれだ。子供の頃はほとんど誰も気にはしないけれど、実は大人になってから大切なのは通知表の左ページの5の数じゃない。右ページにどれだけ○がついているかなんだ。」

この言葉を聞いて以来、ふとした時に脳裏をよぎり思い耽ることがあります。

向上心、尊重する心、思考力、思いやり、
壁にぶつかったとき一人で乗り越える力・誰かに頼る力、時に困難を回避する力、
人を信じる力、何かに没頭する力…

今の自分に通知表が与えられるとしたら、どれだけ○がついているだろうか。また、今の自分にどれだけ自信をもって○をつけてあげられるだろうか。

自分の生き方に迷ったとき、指針になるような人や言葉というのは大きな支えになると思います。
自分の中に核があれば、環境が変わろうが関係ない。自分は自分だ。

そんな自分を見つけるきっかけをくださった先生には今でも感謝していますし、自分も誰かにとっての核のような存在になれたらという想いで、塾講師もYoutuberもがむしゃらに努力していくつもりです。