たかてつの成長日記

ごく普通の理系大学生がただひたすら自分の好きなことを書き留めるだけのブログです。教育系Youtuberを目指しています。大学では次世代バッテリーの1つであるカリウムイオン電池の研究開発をしています。

これが本当の英才教育?~モンテッソーリ教育についてまとめてみた~

どうもこんにちはたかてつです!

突然ですが、自分は教育をもっと良いものにできないかな~という想いでYouTubeを始めました。

しかしいざ始めたのはいいもの、自分はまだまだ未熟な人間です。教育系YouTuber(自称)とか偉そうに言っていますが、教育免許をもっているわけでもありませんし、たかだか4年間アルバイトで塾講師を務めてきたという経験しかありません。

また、自分が目指す“教育”というのはいわゆるペーパーテストの点が上がればいいというものではなく、イメージとしては「一人ひとりが自分自身で考え、自分の夢に向かって頑張るためのサポートをすること」です。

この夢を実現するためには、自分自身教育について深く学ばないといけないと思っています。そのため、最近はより広義の“教育”について勉強し、考えているところです。

そんな中、今回は皆さんに知っていただきたい面白いキーワードを1つ見つけてきたので是非ご紹介させていただけたらと思います!もしかしたら将来皆さんが子育てをする際役に立つ内容があるかもしれません。

 

 

早速ですが、今回ご紹介したいキーワードは

モンテッソーリ教育というものです。

 

初めて聞いたという方もいらっしゃるのではないかと思いますので簡単に説明しますと、モンテッソーリ教育とは、1907年にイタリア最初の女性医師であるマリア・モンテッソーリによって開発され、最近アメリカでも注目されてきている教育法のことをいいます。

どれくらい注目を浴びているかというと、

「世の中はモンテッソーリ教育を受けて育った人々が動かしている」

と言われるほどです。

 

実際、モンテッソーリ教育で育った著名な成功者には以下のような方々がいらっしゃいます。

 

モンテッソーリ教育で育った成功者

ラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリン(グーグルの創立者

・ジミー・ウェルズ(ウィキペディア創立者

・ジェフ・ベソス(アマゾンの創立者

ビル・ゲイツマイクロソフト創立者

・マック・ザッカ―バーグ(フェイスブック創立者

ピーター・ドラッカー(世界最高の経営思想家、マネジメントの発明者)

バラク・オバマアメリカ元大統領)

ヒラリー・クリントン

藤井聡太七段

 

そうそうたる顔ぶれに自分も最初は驚きました。

一体、モンテッソーリ教育とはどのような教育法なのか。具体的な内容の方を見ていきましょう。

 

 

モンテッソーリ教育とは

マリア・モンテッソーリが確立したモンテッソーリ教育。その教育法の最大の功績は、0歳から6歳の子供に「敏感期」というものを見出したことにあります。敏感期とは、子供が何かに強く興味を持って、集中して、同じことを何回も何回も繰り返す限定された時期のことを言います。

 

例えば、こんなシチュエーションを考えてみましよう。

 

子供がティッシュ箱からティッシュペーパーを何枚も何枚も引きずり出している。これを見たお母さんは、「こんな悪戯して!もったいないでしょ!」と言いながら、ティッシュ箱を取り上げ、手の届かない棚の上においてしまう。一方、子供は興味の対象を取り上げられて必死に泣いている。

 

よくみる光景ですよね。

 

実はこのような行動、面白いことにこの年代の子供なら国を問わず誰でもする行動なのだそうです。不思議ですよね。

 

このような一見意味がないようにも感じる子供の行動にも、実は成長に欠かせない重要な意味があるというのです。

 

モンテッソーリはこのような行動に対し、次のような結論を見出しています。

 

“この時期の子供は、手の手根骨という骨の発達によって、手の骨格が形成し、その出来上がった手を「使ってみたい」あるいは、「うまく使えるように何回も何回も練習したい」という強烈な衝動に駆られる「運動の敏感期」にある。そして、目と手が一緒に動くことによって、脳細胞が急激に活性化し、シナプスが急増するとても大切な瞬間である。”

 

つまり、このような子供の行動を単なるいたずらと判断してティッシュの取り上げてしまうのと、その行動の背景と重要性を理解して心ゆくまで行動させてあげるのとでは180度結果が違ってきてしまうのです。

 

また、敏感期にはほかにもいくつか種類があるといいます。

言語の敏感期、数の敏感期、文化の敏感期、感覚の敏感期などです。

 

例えば言語の敏感期について、私たちが世界でも難しい部類に入る日本語を何ら苦労なく覚えられたのは、0歳から6歳の言葉を話したくて話したくてしょうがない、また、文字を読みたくて読みたくてしょうがない「言語の敏感期」に日本語に多く触れてる機会があったからであり、中学校であんなに必死になって勉強した英語をなかなかしゃべれるようにならなかったのは、「言語の敏感期」を過ぎてしまったからだと言います。

 

また、数を数えたくてしょうがない、数字を読みたくてしょうがない「数の敏感期」に、例えばビーズやおはじきを子供に与えると、子供は時間を忘れて数え続けます。そして、ついには4桁の加減乗除すら楽しんで体得してしまうのです。

 

このように、本来子供はその神秘的にも思われる潜在的能力をもって生まれてきているのにも関わらず、実際は、大人がその能力を奪ってしまっているのです。モンテッソーリ教育では大人はあくまでも子供の援助者として徹することを主張しています。

 

具体的には以下のようなものです。

 

・子供自身が興味をもって活動を選べるような環境を整える

・子供の喜びを大人の代行で奪ってしまわないようにする

・子供の仕事を尊重する

・子供の間違いを直接的に訂正しない

・子供が助けを必要としているタイミングを逃さないように常に子供を観察する

 

自分がやった方が早いからと全てを大人がやってしまうのは、無意識のうちに子供の能力を奪っているのと同値であるかもしれません。ジミー・ウェルズやマック・ザッカ―バーグがウィキペディアフェイスブックという次元を超えた発想を生み出すことができたのは、もしかしたら子供の頃の身近な体験が土台になっていたのかもしれません。

 

日本ではまだまだ浸透していない教育法ですが、これから徐々に注目されてくるのではないかと個人的には思っています。家庭でも比較的簡単に実践できる方法ですので、もしよかったら頭の片隅にでも置いておいて下さい。

 

それでは今回はこの辺で終わりにしようかと思います!

また面白い話題を見つけたら共有しようと思うので、お楽しみに!

 

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